塵骸魔京の感想

雰囲気B シナリオB 音楽A 原画B 厨二性B 総合B 『塵骸魔京』
ニトロプラスの作品。久しぶりに厨二っぽいのでもやろうかなと思い、体験版もなかなか面白そうだったので購入。
塵骸魔京という名前からすると、かなり世紀末な世界観が思い浮かぶけれど全然そんなことはない。どちらかというと月姫のような、世界は平常運転だけど主人公とその周りだけが非日常に巻き込まれていく話。
OPムービーなどから中国っぽい八卦?だか五行?だかの僕は良く分からないけどとにかく中国っぽい要素が見て取れるけど、そんな内容はほとんどない。言ってしまえばごく普通の日常/異世界もの。魔法があって、吸血鬼や魚人とかの化け物がいて。そして天使のようなかわいさのイグニスちゃんがいて。
感想としては、全体的に「やや良い」という感じ。音楽がやや突出してよい感じ。
シナリオに関しては、文章は良いけど結末がやや微妙かなーという感想。イグニス以外の二人には、そのルートに行く必然性というか、物語性があまり感じられない。厨ニものってそういうのが大事だと思うんだけどな。
親友枠の峰雪のキャラがいい感じ。
厨二っぽいところはきちんと抑えてあるけれど、個人的にはイグニスルートがもうちょっと充実というか、深く掘り下げられていると最高だったんだけどなーというところ。やや消化不良。
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