Forestの感想

雰囲気A シナリオA 音楽B 原画C テーマ性S 総評A
腐り姫と並んで熱狂的なファンを持つ作品。いつかはやらねばと思っていましたが、2800円でDL販売されているので買ってみました。
新宿の街中に突如出現する森。始まるリドルという名のゲーム。
リドルとは何なのか、森とは何なのか。登場人物たちは、リドルのルールを探りつつ、既存の作品の出展(不思議の国のアリスアーサー王伝説十五少年漂流記etc)をなぞってその役割を演じたり、あるいはその役割から逃れようとしたりしながら、リドルをなんとか乗り越えていく。
文字とシナリオで表現される不思議な世界観と、リアルな背景とのギャップがちぐはぐさをよく表していて、まるで演劇のよう。どこからが現実で、どこからが夢なのか、妄想なのか。
メインテーマは、「物語を作ること」。しばらくしたら、もう1度最初からやり直そうと思える作品に仕上がっている。
キャラがどうなるかなどよりも、ストーリ全体にライタがどういう結末をつけようとするのかが興味を引く。読ませる作品。
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