神樹の館の感想

雰囲気A シナリオB 音楽B 原画D 館モノA 総評A
田中ロミオの館モノ。有名な人だけあって文章は安定している。ちょっとクドいかな?というか、雰囲気を出そうとしてわざとらしい古臭い言い方を使ったりしている。
原画は時代を感じさせる。システムも同じ。この辺は仕方ないか。音楽は雰囲気をよく出しているように思えるが、環境が悪いのか音声などはこもってしまっているのが気になった。
ストーリーはしっかりしている。きちんとプロットを考えたのだなというのが良くわかる。一方で、纏めることに意識が行き過ぎてか若干狭い話になっているが、それを良さと取れるかどうかは感性が分かれるところかもしれない。
館モノの閉塞感、思考や視野の狭窄はエフェクトや原画でもよく表現されている。もう一段階、奥へ奥へのところがより表現されていればもっとよくなったかなと思う。
DL販売で安く売られているので、ぜひプレイしてほしい作品である。
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