たとえ俺がキチガイであるとしても、俺の中の最上位に位置するのは美学なのだ。
周りのナニを犠牲にしても、美学を追求しようとするその瞬間は、かけがえのないもっとも重要な時間なのだ。
美学という言葉は恐ろしい。唯一、今まで築いてきた時間とリレイションシップと信頼をぶち壊すことに、なんら後悔の念を抱かなくなるのだ。一時的に。しかし時間差で襲ってくるそれは、リアルタイムで体感するそれよりもとても大きい。俺はマゾなのだろうか。