未来ノスタルジアの感想。

雰囲気A シナリオB 音楽A 原画A 総合A
「紫ってさー、OPアニメの部分にクォリティもっていかれてるよな」
こういった会話をした人は少なくないのではないでしょうか?そしてこの作品はその冗談を本当にしてしまったのではないでしょうか?
久しぶり?にOPがアニメじゃなかった紫の作品。そして明日君以降不作続きだった紫の輝かしい復活の狼煙となりました。


シナリオとしてはまーありがちっちゃありがち。
過去から戻ってきたと言う女の子の登場から始まる、いわゆる日常系の萌えゲー。
…かと思いきや、感動ドコロや笑いドコロをなかなか押さえている良作でした。
双子の妹を除けばそれぞれのルートが相互に絡み合っているので、中だるみがそれほどありませんでした。
トゥルールートは誰だか一応ここでは書きませんけれども(といっても分からん人などいないでしょうが)、彼女のルートはそこまでかかった時間の価値がある内容だったとおもいます。
個人的には妹が二人いる意味がまったく分からなかったので、一人に絞ってかなたルートを入れろよとおもいました。
でも双子妹ルートですでに「何をしていいのか分からんのだな…」みたいなにおいがあったので、詩との折衝もあってかなたルートは削られたのかな?とか。
実際詩とほとんど被っちゃうだろうし、詩との関係上シナリオ作るのがちょっと難しいというのは何となく感じました。
妹をのぞけばキャラもそれぞれ立っているし、原画は超安定安心。シナリオも悪くないという、隙のない作品に仕上がっていました。
杏奈とクロのやり取りは今年やったゲームの中でも屈指の出来だったと思います。必見。
また向こう数年は紫の作品を予約しなくてはならないのか…。


そして最後にはもちろん、かなたノスタルジア早くしろとだけ言わせていただきます。
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